屋久島の電気事情



屋久島の電力事情はちょっと特殊です。
日本は北海道から九州そして沖縄まで大手の電力会社10社が発電し電気を供給しています。最近は売買の自由化が進み電気の販売は多様化していますが電気を起こす発電はやっぱり大手電力会社が一手に引き受けています。
屋久島は離島であり人口も13,000人前後なので大手が発電設備を造り配電するのは経営的に難しいのです。そこで、屋久島の大部分は屋久島電工という会社が発電を一手に引き受けています(ほんの一部では九州電力が小さな発電機を使って発電しているところもあります)。屋久島電工が発電した電気を農協などが買って変圧して配電しているのを私たち住民が使っているわけです。ちなみに私は電気代を農協に支払っています。
屋久島電工の発電は基本的に水力発電です。安房川の上流に第一と第二の二つの発電所があります。
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その第二発電所の会議室をテニスの会合で使わせてもらうことになり行って来ました。
発電設備は地下にあるので見ることは出来ません。
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建屋の裏に回ると変電設備がありました。
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こちらは会議室にあった安房川上流にあるダムの写真です。屋久島の山には一年中雨が降る(年間10,000㎜ほど)ので水が途絶えることはほとんどありません。
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私は現役の頃電力制御のコンピュータ化に携わったことがあります。現代は電力の安定供給が当たり前になっています。落雷などの事故があってもコンピュータで配電制御され停電することはほとんどありませんね。
屋久島の配電はタコ足配電的で区分開閉器もありませんから雷事故があると多くの家庭で停電します。また発電設備は屋久島電工さんのみなので発電設備に故障があると屋久島全体が停電してしまいます。
懐中電灯は必須用品です。我が家にもおそらく10個以上は常備されています。



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この記事へのコメント

2019年08月29日 07:29
おはようございます。
屋久島の電力事情----よく分かりました。
あらゆることを想定してコンピューター化をするんですね。
ただ、採算も考えなくてはならないところが難しくて---。
確かに、水力発電の水には困らないでしょうね。
屋久島ジージ
2019年08月29日 09:38
屋久島に移住して最初に戸惑ったのが電気でした。関東にいたときは東京電力がすべて管理して料金も払っていましたが屋久島では農協に払うと聞いて何で?と思いました。鹿児島県だから当然九州電力だと考えていたのでビックリしましたよ、行き当たりばったりさん。
水が豊富な屋久島は水力発電に最適ですね。