草に止まるニイニイゼミ
雑草が茂る原っぱで面白いものを見つけました。
セミって普通は木に止まりますよね。止まってその木の樹液を吸うはずです。何気なく雑草を見たら緑の中に何かが茶色っぽく見えました。何とセミが雑草に止まっていたのです。
じっくり観察するとこのセミはどうやらニイニイゼミのようです。全国的に見られるセミで、屋久島では本土よりも早く5月には鳴いているセミです。セミの中では最初に鳴き始めるセミですかね。
当然ですが屋久島でもセミは木に止まって鳴きます。草原で見たのは初めてです。
大きさは3cmほどでしょうか。セミの中では小さな種類です。
こうして改めて見ると羽根の一部に透明な場所があることが分かります。私は子供のころよくセミやトンボなど昆虫とりに夢中になっていましたが、ニイニイゼミの羽根に透明なところがあることなんてすっかり忘れていて羽根は全部茶色かったと勝手に思っていました。人間の記憶もいい加減ですね。
この見つけたセミは鳴いていなかったのでメスでしょうか。分かりません。
このニイニイゼミ何故こんな草に止まっていたのでしょうか。羽化したばかりでまだ飛べなかったのでしょうか。それとも雨に打たれてここに落ちてきたのでしょうか。
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