道端に咲くヒメオウギズイセン
この時期屋久島の道端や草むらの中でよく見かける花があります。赤っぽい橙色の花でアヤメ科の花、名前をヒメオウギズイセンと言います。
屋久島に来て最初にこの花を目にしたときは同じアヤメ科のグラジオラスだと勘違いしていました。
このヒメオウギズイセンは南アフリカ原産ですが、ここ屋久島の気候に合ったので野生化したのかと思っていたら日本全国で野生化して繁殖しているようですね。何と佐賀県では栽培が条例で禁止されているとのことです。
ちょうど写真を撮っているときに蝶々が飛んできてヒメオウギズイセンの花の蜜を吸っていました。黒いアゲハ蝶ですが分かりますか。
安房など一部の地域ではこの花をトビウオバナと呼んでいるようです。この時期屋久島名産のトビウオ漁が盛んになるのでこう呼ばれたのではないでしょうか。残念ながら今では昔ほどトビウオも捕れなくなったと聞いています。
この記事へのコメント
繁殖力が強いのでしょうか。栽培禁止する県まである--。
好きな花の一つではあります。
トビウオバナ--なるほどです。
以前調べた時には、トビウオの水揚げ、屋久島が一番だったようです。
トビウオは屋久島の代表的な現金収入の一つですから、捕れて欲しいですね。
ナガサキアゲハのメスですかよくわかりますね。本当に感心しますよ、てふてふさん。やっぱり蝶々の専門家ですね。